2018.11.4(日)三重県立こころの医療センターで開催された研修会「もう一度見つめてみよう 作業療法の魅力・真髄・底力」に参加しました。講師の宇田英幸先生が勤務されている埼玉県立医療センターでは集団プログラムだけでなく、個別での関わりに力を入れておられ、作業の選択方法は既存のプログラムに患者様を当てはめるのではなく、対象となった方一人ひとりの興味や目標に合わせて作業を選択しているとのことでした。

 今回の講義では今まで先生が担当された一症例を例に挙げ、「キリンパークを作りたい」という非現実的な発言と捉えてしまうような希望に対し、作業を通して本人の能力を評価し、目標を立てアプローチしたお話を聞かせて頂き、作業療法士として作業を行う事の大切さ、日本作業療法士協会も掲げている『人は作業をすることで元気になれる』を実際の症例を通して感じさせていただく機会となり、自分の作業療法を振り返る機会、そして、作業療法のすごさを再認識させて頂くことができました。

 今回の講習会参加を機に、患者様の発言に対しての捉え方を変え、本当にしたい事や望むことへ挑戦できる機会を提供できるような作業療法を展開していきたいと思います。

(文責:熊野病院 濱中 茜)

 

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