2018年9月16日(日)に鈴鹿市主催のイベントで「救急・健康フェア2018」が鈴鹿医療科学大学にて開催されました。その中で当会のブースは「リハビリテーションフェア2018」として、地域の方へのリハビリテーションに関する啓発活動を目的に、リハビリテーション関連職種の紹介やアンケート、リハビリテーションに関する知識の伝達を行いました。

全体のイベント内容としては、医師による健康相談や血圧測定、また女性消防隊員による救急に関する人形劇など、老若男女楽しめる活動を各ブースにて実施していました。リハビリテーション部門では、理学療法ブースでは運動機能測定、言語聴覚療法ブースでは脳トレ体験、作業療法ブースでは吹き矢体験を行いました。

私は作業療法ブースで、受付やパンフレットの配布、リハレンジャーとして吹き矢体験に参加させていただきました。参加者にはまず、受付にて「作業療法」について簡単なアンケートに答えていただき、その後実際に吹き矢を体験していただきました。今年度は来場者203名と多くの方に参加していただきました。アンケートに回答して頂いた98組の中では「作業療法を知っているか」という設問に対して「知っている」と回答したのは57組、「知らない」と回答したのは41組という結果になりました。また、「作業療法が何をするのか」という設問に対しては「知っている」と回答した方が30組、少し知っていると回答した方が19組、「知らない」と回答した方が49組という結果になりました。今回のアンケートから約半数の方に「作業療法を知っている」と答えて頂きましたが、作業療法という職種の認知度の低さを再確認しました。今回のイベントのような啓発活動を重ね、さらに作業療法を知っていただく機会を設けていくことが重要だと感じました。また、「自信がないわ」と言いながら参加していただいた方が体験し終わった後に「自分がこんなに出来ると思わなかった」と笑顔で言ってくださり、とても嬉しく感じました。参加者の方が吹き矢体験を通して楽しみながら全身の運動を行うことが出来たと思います。

リハレンジャーとして活動してみて、リハレンジャーは子供たちだけではなくお年寄りの方にも人気があり、意外に感じました。参加者の中には、一緒に写真を撮りたいと言って下さる方もみえ、自分自身もとても楽しく活動することが出来ました。リハレンジャーを通して多くの方に作業療法について知って頂けたと思います。今後も可能であれば是非参加させて頂きたいです。

 最後になりましたが、イベントに参加されたスタッフの皆様、運営の皆様、本当にありがとうございました。

文責:鈴鹿中央総合病院 中村優里

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