2月18日(日)鈴鹿ハンターショッピングセンターにおいて「介護予防総合イベント」が開催されました。地域の方へのリハビリテーションに関する啓発活動を目的にリハビリテーション関連職種の紹介やアンケートならびにリハビリテーションに関する知識の伝達を行いました。
<認知症予防講演会を担当して>
長太の寄合所「くじら」 佐野 佑樹
認知症予防講演会では、鈴鹿市における医療や介護の話しができるカフェの啓発や認知症予防体験(回想法や昭和の遊び、色当て遊び)を行いました。また、講演では「家でもできる認知症予防」をテーマにお話ししました。カフェやOTのチラシ配布では約70名、体験では約20名、講演では約30名と、沢山の方々が来てくださり、とても嬉しく思いました。
「認知症になってもできることは沢山あること」や「今の生活を少し工夫するだけで予防に繋がること」、そして、何よりも「やってみたい事をして楽しい生活をすること」の重要性をお伝えし、共感をいただいたことが嬉しかったです。しかし、地域の方とお話しして感じたことは、「認知症になったらできなくなることが多いからなりたくない」という意見が多かったです。この言葉を真摯に受け止め、何ができるのかを考え行動することが地域で活動するOTの役割であると感じました。また、地域の方の生の声を聞き、会話をする積み重ねが、認知症になっても安心して自分らしく生活できる地域に繋がると信じ、今後も精進していきたいと思います。
<吹き矢体験コーナーを担当して>
小山田記念温泉病院 森順平
私は作業療法ブースで、受付やパンフレットの配布、リハレンジャーとして吹き矢体験に参加しました。参加者にはまず、受付にて「作業療法」について簡単なアンケートに答えていただき、その後吹き矢体験を実施していただきました。また、参加して頂いた方には参加賞としてお菓子の配布も行いました。今年度は参加者132名(大人89名、子供43名)と多くの方に参加していただきました。
アンケートに回答して頂いた87組のなかでは「作業療法を知っているか」という設問に対して「知っている」と回答したのは42組、「知らない」と回答したのは45組という結果になりました。また、「作業療法が何をするのか」という設問に対しては「知っている」と回答した方が22組、少し知っていると回答した方が18組、「知らない」と回答した方が47組という結果になりました。今回のアンケート結果からは、作業療法を知っている方と知らない方の割合は半々でありますが、作業療法という職種は少しずつ社会に認知されていっているのではないかと感じました。こうした、地道な啓発活動を重ねさらに作業療法を知っていただく機会を設けていくことが重要だと感じました。
リハレンジャーとして、参加すると子供たちが喜んでくれたり、一緒に写真を撮りたいと言って下さる方もみえ、楽しく吹き矢体験を行う事ができました。また、スタッフとして参加されていた先生方と交流できたことも貴重な経験となりました。
最後になりましたが、イベントに参加された皆様、実行員の皆様、本当にお疲れ様でした。
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