令和元年11月10日(日)に伊勢市ハートプラザみそのにて、第12回伊勢地区医師会主催「脳卒中・認知症 市民公開講座」が開催され、「“その人らしく”に寄り添う」というテーマでお話をする機会をいただきました。
参加者は約200名程度で医療職の方をはじめ、患者様やご家族様、民生委員の方の参加もありました。
講演内容は、日常生活のわかりやすい場面を例に、評価の視点や解決策のポイントを説明しながら、作業療法の介入を紹介しました。病気による不自由があってもその人らしく生きていくために“支援者”として、サポートすることが作業療法の役割であることを伝えました。また、今は必要がなくても、困った時に「そうだ!作業療法士さんに相談したら何かいいアドバイスをくれるかもしれない」と思い出してくれたら嬉しく思います。
作業療法の他にも、理学療法士からは「脳と運動についてのお話」、言語聴覚士からは「ことばと飲み込みについてのお話」があり、講演以外にもブースを設置し、自助具の展示を行いました。
今回の講演を通じて、“作業療法ってなんだろう。どのように説明したら私たちの仕事は伝わるのだろう”と自問自答を繰り返しましたが、『作業療法』について考えるいい機会となりました。作業療法士を知ってもらう啓蒙活動は今後も非常に重要だと感じました。私も少しでも地域で何か残せていけたらと思います。
(文責:伊勢慶友病院 成川峰子)
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