2019年9月15日(日)に鈴鹿市主催のイベントで「救急・健康フェア2019」が鈴鹿医療科学大学にて開催されました。その中で私たちのブースは「リハビリテーションフェア2019」として、地域の方へのリハビリテーションに関する啓発活動を目的に、リハビリテーション関連職種の紹介やアンケート、リハビリテーションに関する知識の伝達を行いました。

 全体のイベント内容としては、医師による健康相談や血圧測定、また消防隊員による救急に関する人形劇など、老若男女楽しめる活動を各ブースにて実施していました。リハビリテーション部門では、理学療法ブースでは運動機能測定、言語聴覚療法ブースでは脳トレ体験、作業療法ブースでは吹き矢体験を行いました。

    私は作業療法ブースで、受付やパンフレットの配布、リハレンジャーとして吹き矢体験に参加させていただきました。参加者は、受付にて「作業療法」について簡単なアンケートに答えていただき、その後、実際に吹き矢を体験していただきました。今年度は来場者221名と多くの方に参加していただきました。アンケートに回答して頂いた107組の中では「作業療法を知っているか」という設問に対して「知っている」と回答したのは62組、「知らない」と回答したのは45組という結果になりました。また、「作業療法が何をするのか」という設問に対しては「知っている」と回答した方が23組、少し知っていると回答した方が31組、「知らない」と回答した方が53組という結果になりました。今回のアンケートから約半数の方に「作業療法を知っている」と答えて頂きましたが、作業療法の役割の認知度の低さを再確認しました。

 吹き矢は老若男女が平等に楽しめるレクリエーションであり、子供がマトに当てて喜ぶ姿や、大人が高得点を狙う真剣な姿など、十人十色の楽しむ様子を見て、今回のイベントのような啓発活動を重ね、レクリエーションを通じてさらに作業療法を知っていただく機会を設けていくことが重要だと感じました。

   リハレンジャーとして活動してみて、リハレンジャーの姿を見て喜ぶ姿や握手、ハイタッチをしてくれる子供達を見て、自分自身もとても楽しく活動することが出来ました。リハレンジャーを通して多くの方に作業療法について知って頂けたと思います。今後も、是非参加させて頂きたいです。

 最後になりましたが、イベントに参加されたスタッフの皆様、運営の皆様、本当にありがとうございました。

(文責:主体会病院 伊藤航平)

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