作業療法啓発部主催による高校生作業療法体験・見学会を、平成30年7月23日(月)~28(土)の期間で実施いたしました。本年は、県内73施設に受け入れ協力をしていただき、高校生より希望のあった31施設へ41名の高校生に参加していただきました。

高校生41名の内訳は、1年生10名、2年生8名、3年生23名(男性10名、女性31名)であり、38名の参加高校生にアンケートを実施できたので報告します。

作業療法を知っていた高校生は、38名中35名であり、学校や家族、病院で知ったという意見が多く見られました。見学会に参加した感想は、「作業療法について良く分かり参考になった」、「作業療法士についての興味が前よりも高くなった」、「自分もこの仕事をしたいという気持ちが強くなった」など作業療法士に関してのイメージが高まったといった感想が非常に多く寄せられました。また、「参加して楽しかった」といった率直な感想や、「とてもやりがいのある仕事」、「社会復帰には欠かせない職業」などといった素敵な感想もあり、参加者全員が見学会に参加して「作業療法士に対する興味が深まった」と回答をしていました。これらの結果を得て、作業療法啓発部としては、「本年も実施して非常に良かった!」と思うことができました。皆様、本当にありがとうございました。

本年は、県内約半数にあたる73施設に受け入れの承諾をいただきましたが、受け入れを承諾していただいたにも関わらず、参加者がいなかった残りの42施設の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。しかしながら、多くの受け入れ施設があるということで参加高校生における施設の選択肢が広がることや、高校進路指導の先生方に対し非常に高い啓発効果を認めているのも事実です。県士会の皆様方には、本活動を来年度も継続的に実施していく予定ですので、是非ともご協力いただけますようお願い申し上げます。

文責:作業療法啓発部 部長 島崎 博也